家づく造りともり森林造り ― 清流長良川に魅せられて
- ■お名前: T.T様
- ■地域:岐阜市長良
高温多湿のわが国の住まいには木造住宅が一番
東京には,学生時代からつとめ勤務と地方へ数回の転勤があったものの45年程居住した。定年退職を機に勤務経験のあった清流長良川に魅せられて岐阜市に居を移した。
移転に際してふたつのこだわりがあった。
ひとつは金華山と長良川の見えるところ、もうひとつは学校も勤務も森林、林業の関係であったので木造建築の家に住みたいということである。
しかし、2年程土地を物色したが思うようなところが見つからず、仕方なく岐阜市最北端の四方山に囲まれたところに木造の家を建てた。
それから10年程して偶然1万平方米程の山林付きで、しかも金華山と長良川を見渡せる宅地を入手できた。まさに長年の願望と執念の成果だと思っている。
私が山林、しかも里山(街に近い山林)にこだわったのは、長いこと山造り(森林の造成)の仕事をさせてもらっており、もり森林が有する、水を育み、空気を浄化し、フィトンチッドで身心が癒され、加えて高温多湿のわが国の住まいには木造住宅が一番という、生きた森林の姿を子供達や街場の方々に少しでも接してもらって、肌で実感してもらいたいという願望があった。
家を建てる一番の問題は「建築費用」
さて、家造りであるが、これがまた幸いなことに、郡上市の和良町で山林を預かっている地主さんのお家を見てびっくりした。それは基礎から建物、建具、屋根とすべて私の理想とするお家であった
早速紹介してもらったのが「㈱澤建築」さんである。
家を建てる一番の問題は「建築費用」である。
一般的に良い家は単価が高く、内容が悪ければ安いのが常識である。
ところが澤建築さんの見積は出来型に比較して誠に廉価である。
この家をつい終の住み家とする
1年余をかけて、母屋の他に車庫や東屋の附属建築すべてが終了した。「理想の家は3軒建てないと出来ない」と言われるが、私はこの家をつい終の住み家とすることに満足している。
澤建築さんのように、仕事の実績が多くの人々に信頼され、人が人を呼んで事業が発展して行く、私のもり森林造りもそのようにありたいと思う次第である。
《出来型に比較して廉価であるカラクリ》
1.社長さんが棟梁で建築40年の超ベテラン、専務が30代の一級建築士で設計はもちろん許認可交渉等すべてを行っていること。
2.実行関係は基礎土木、大工、壁職、建具、屋根等すべて社員直営で委託がないこと。
3.柱材を始め建築資材は、オール自前の天然乾燥材を使用していること。
4.内覧会や完成見学会等一切実行せず、建築した家屋が宣伝するということ。
5.施主の注文に気軽に応じてくれ、社員の礼儀作法が実に良いこと
等