2015/07/18
寺田邸2階造作4
床張り開始です!!
我が家の床板は杉の厚さ30mmの無垢板です。長手方向(縦方向)には本実(ほんざね)加工(一方を凹、片方を凸に加工)してあり板と板を繋ぐ事が出来ます。
しかし、短手方向(木口)にはその加工がされていないので雇い実(やといざね)加工という両方を凹に加工し、そこに別の部材で作った実(さね)を埋め込み、板同士を接着する加工を施します。
杉の無垢板なので、赤身(木の芯に近く色が濃い部分)だったり、節が多かったり、といろんな表情の板があります。クローゼットは節だらけ、窓際には赤身(水に強く耐久性に優れている為)と板を選び、仮並べして張っていきます。
無垢板は呼吸をして、空気中の湿気を吸放出します。そのため、隙間なく張ってしまうと湿気で膨れて床板が暴れてしまいます。板と板の間にスペーサー(黒いテープのようなもの)を挟み、わずかに隙間を持たせることで、そこが床板の伸び代となります。
雇い実加工
子供室に設置した作業台で1枚1枚加工します